グアムにESTAは必要？グアム旅行の際に申請が必要な査証・認証について

海外旅行の時にはVISA（ビザ）やESTA（エスタ）という言葉をよく耳にすると思います。

グアム旅行で必要なのかどうか、まとめました。

そもそもビザ・ESTAって何？

VISAとは

ビザ（VISA）は簡単に言うと「入国許可証」です。

入国の許可を行うものというと、パスポートを想像しますが、パスポートはあくまで「国籍身分を証明するもの」。
本来これだけでは外国に入国することはできないんです。

そこでその人が入国に値するかどうかの証書として発行されるものがビザになります。

ESTAとは

ESTAとはアメリカの国土安全保障省が開始した電子渡航認証システムのこと。
(Electronic System for Travel Authorization／ESTA)

アメリカ入国の際には申請が義務付けられており、申請費用$14で2年間有効。

グアム旅行でVISAもESTAも基本的に必要なし

日本人はグアムへ渡航する際、アメリカの「ビザ免除プログラム」が適用されるため、
基本的に観光やバカンスを目的とした短期旅行ではビザは必要ありません。

また、グアム独自のビザ免除プログラムにより、短期旅行においてはESTAの申請も必要ありません。

日本国籍のパスポートがあればOKです。

※機内で配られる以下のビザ免除プログラムの用紙2種類を記入し、入国審査時に提出する必要があります。

• DEPARTMENT OF HOMELAND SECURITY」と上部に書かれた書類
• U.S. Department of Justice」と上部に書かれた書類

ESTAやビザが必要な場合も

上で「基本的に」と書いたのは、ビザやESTAが必要な場合もあるからです。

ビザ免除プログラムは以下の条件を満たしている必要があります。

• 日本国籍を有している
• 90日以内の観光・短期商用目的での滞在
• パスポートの残存期間が帰国日まで有効
• 往復の航空券、または第三国への航空券を所有している

これらを満たしていて、45日以内の観光に限り、グアムへの入国時にビザもESTAも必要ありません。
46日～90日の観光であればESTAの申請が必要です。（ビザの申請は必要ありません）

90日以上の場合はビザもESTAも申請が必要となります。

ESTA取得で得られるメリット

アメリカ滞在時には基本的にはESTAの申請が必要ですが、
もしESTAを持っていれば45日以内での滞在におけるビザ免除プログラムの申請用紙の記入をする必要がありません。

また、以前はESTA保有者に対して優先的な入国がありましたが、グアムの空港においては2014年に撤廃されたそうです。

【追記】
2016年4月、ESTA保有者の優先的な入国審査のレーンが復活しました。
日本人観光客からの苦情が殺到したようです・・・。
これで再びESTA保有者は入国審査を早めに済ませることができます。

ビザ免除プログラムの期間を過ぎて滞在してしまったら・・

もしビザ免除プログラムの適用を受けて入国し、うっかり期間を過ぎてしまったとしたら、
あなたは不法滞在者として扱われることになります。

場合によっては以降の渡航でのビザ免除が行われないことになるなど、海外旅行において不利な事になりかねませんので十分注意が必要です。

※もしも実際に滞在期間がビザ免除の期間を超えてしまいそうな時は早めに日本大使館に連絡し、指示を仰ぐようにしましょう。