グアムのジャングルクルーズ「バレーオブラッテアドベンチャーパーク」の感想、ツアー内容と予約方法について
グアムの先住民であるチャモロ族の歴史や生活を体験しながら、今もしっかりとグアムの南東部に残るジャングル地帯で自然を満喫できるツアーに参加してきました。
タロフォフォ川の川岸に位置する「バレーオブラッテ・アドベンチャーパーク」でのリバークルーズ体験ツアーです。
今回、3歳になったばかりの息子を連れて参加してきましたので、そのレビューです。
バレーオブラッテ・ツアーの内容
バレーオブラッテのリバークルーズツアーは島東南部にあるタロフォフォ川にて体験することができるオプショナルツアーです。
ツアーの流れとしては以下のとおり。
- ホテルでピックアップ
- 船でジャングルクルーズ
- チャモロの歴史・生活体験
- ランチ(午前の回のみ)
- ホテルへ移動
全行程で5時間強のツアー内容。
詳細を時系列で追っていきましょう。
ホテルでピックアップ
ツアーに申し込むとバスでの送迎が付いてきます。
送迎のバスは各ホテルを巡回するので、ピックアップされる場所が1番最初のホテルと1番最後のホテルでは1時間くらいの差があります。
今回私たちはアウトリガーグアムリゾートホテルでの宿泊でしたが、ピックアップはデュシタニホテルのロビーでした。
この日はアウトリガー、デュシタニが最後のピックアップで、すでにバスには20名近くの参加者たちが乗っていました。
何か所ぐらい回っているんでしょうね~。
最後のピックアップで7:40だから最初のホテルの人は7:00前になるのかもしれません。
※その日の参加人数によって異なると思います。
全員の乗車が確認できたらバスはタロフォフォへ向かいます。
タモンからタロフォフォだとレンタカーを使った際には30分くらいでつきました。
・・・が、ちょうど通勤とか通学の時間に重なるからでしょうか、到着までに1時間はかかることに・・・。
3歳になる息子に1時間のバス移動はかなり長く、酔い止めを飲んだにも関わらず途中で車酔いしてしまいました。
そのため酔いやすい人は注意が必要です。
早朝出発の場合には寝不足も大敵ですので、前日は早めに寝るように心がけましょう。
それから子供連れの場合はバスの中で遊べるおもちゃも必須ですね。
タロフォフォに到着
8:40にはタロフォフォに到着。
到着後は川岸の小屋(お土産コーナー・休憩所を併設)にて、参加証を腕につけてもらいます。
その後は船の出発までまた少し待ち時間がありました。
小さいお子さんにはバスも含めて「何もしない時間」が多く、苦痛かもしれません。
この日はバスでの参加者(日本人)だけでなく、現地集合の参加者もいたので、全員揃うのを待っていたのかな?
全員がそろったところで、ガイドさんや船長さんたちの簡単な紹介があり、船に乗ることになります。
ちなみに、川岸にはトイレも併設されていました。
船の上にはトイレはありませんので、先にここで済ませておきましょう。
トイレは決してキレイとは言えませんが、我慢できないほどに汚くはないと思います。
船でジャングルクルーズ
9:00。
ようやく船に乗って出発です。
船というよりは小型のボートのようなもので、まさにディズニーランドのジャングルクルーズのリアル版という感じ。
川を渡っている間はガイドさんがいろいろ説明しながら進んでいきます。
この日は英語と日本語のバイリンガルでのガイドでした。
かなり流暢な日本語なので英語が一切わからない人でも安心です。
船の上では同乗したスタッフさんがヤシの葉を切ったり折ったりしていろいろ作ってくれました。
子供には魚釣りのおもちゃになるようなものや帽子を、
大人には花やカゴなどです。
とっても器用に作られているのでお土産にしたいぐらいですね。
(日本に持って帰れるんだっけ・・・?)
船が川を進んでいくと、途中でヤシガニやナマズといった野生の動物がいるスポットに到着します。
そこでガイドさんがエサとしてパンをばらまいてくれるので、これらの動物が集まってくる様子を見ることができます。
パンを食べるヤシガニ。
すぐに食べるヤツと、全然気が付かないヤツ、他のヤシガニにとられちゃうヤツ・・・などなど。
よく見ているといろんなキャラクターがいて面白かったです。
こちらは写真だと全然わかりませんが、ナマズがパンを食べてるところ。
実際には川の中にかなりの数のナマズがいるのでもっとがっつり見えます。
ただし、水が濁っているため、見えても一瞬なのが残念ポイント。(笑)
行く手を阻む木にはイグアナのようなレプタイルズが休憩していました。
肉眼だと小さくしか見えないような動物もガイドさんとかスタッフさんが見事に見つけてくれるんです。
ほんとよく気付くな~と思いました。
チャモロの昔の家や歴史を見学
30~40分ほど船でタロフォフォ川の散策をすると、昔の家などがある岸に到着します。
実際にチャモロ人が住んでいたような家を再現した建物や、当時の生活に使っていたものなどを学べる時間です。
といっても、この場所は自由に見学・散策する感じでした。
ガイドさんの近くにいれば何かしら説明をしてくれますし、自分たちで自由に回りをウロウロして見学してもOKです。
この日は雨が降ったあとだったため、地面がかなりぬかるんでいました。
特に雨季は靴がドロドロに汚れること間違いなしなのでその覚悟でいきましょう。
汚れた靴の子供を抱っこするハメになったときはズボンやシャツも汚れます。
そして泥汚れなのでなかなか落ちません・・・ご注意ください。。(体験済み)
こんな感じで昔のチャモロ人の家が再現されています。
中には昔のチャモロ人風の人(本物)がいました。
木彫りのカヌーは完全に手作りなんだそうです。
カヌーの幅がすごく狭かったけど、当時はここに大人が入っていたんでしょうか。
グアムといえばのラッテストーン。
街中でもよく見かけますが、何に使われていたものだったかご存知ですか?
実はこれ、昔の住居の土台だったそうです。
上の住居写真をよく見てみると、確かにラッテストーンを使って床を高くしているのがわかりますね。
周りの自然もなかなかの迫力。
カエルやトカゲもいっぱいいるので、苦手な人は要注意。
火起こし実演
チャモロの歴史物を見た後は、徒歩で休憩所まで移動して火起こしの実演を鑑賞します。
昔、実際にチャモロ人が火を起こしていた方法だそうです。
日本語のジョーク混じりで進行するため、笑いは起こるもののなかなか火は起きませんでした。
※ちなみに私たちの次に来ていたグループはコリアンだったのか、カンナムスタイルなどで爆笑をさらっていたのが印象的です。
ジョークが一区切りしたところで、本気で火を起こしにかかると・・・あっという間に火がついてビックリ。
えっ、こんなに簡単についちゃうの・・・?って感じました。
ただ、3歳の息子には実演がちょっと長かったようで途中で飽きてましたね・・・。
※火起こしよりも周りに置かれている巨大扇風機に心を奪われていた模様。
火起こしは挙手制で体験させてもらうこともできます。
他の参加者さんのお子さん(4歳)は体験させてもらっており、楽しそうでした。
アニマルゾーン
火おこしの実演後はアニマルゾーンに移動。
ここでは水牛に乗ることができます。
自前のカメラで写真撮影をして、ちょっとグルリと周る程度ですが、普段乗れるようなものではないのでなかなか貴重な体験です。
グアムでは各地で水牛に乗る有料のアトラクションがありますよね。
バレーオブラッテのリバークルーズ参加者ならここで乗せてもらえる水牛は無料なのでお得です。(笑)
水牛の周りにはブタや鶏が放し飼いになっていて、子供たちは動物との追いかけっこを楽しんでいました。
また、他にも犬や折に入れられた爬虫類なんかもいて、ちょっとした「チャモロ動物園」みたいな感じです。
本当に規模は小さいですが(笑)
昔のチャモロ人と密接だった動物たち・・・といったところなのかな?
ランチ(午前の回のみ)
動物と触れ合った後は、再度休憩所に戻ってランチタイムです。
手洗いは水道の水しかないので、気になる方は除菌グッズを持っていったほうがいいかもしれません。
ランチの内容はBBQでした。
BBQのお肉にワンプレートでレッドライスとコールスローサラダを盛って貰えます。
お肉はチキンとビーフリブで、どちらも噛み応え満点。
飲み物は甘いアイスティーと水が飲み放題で用意されていました。
お子様連れで注意したい点としては、4歳まではツアー代が無料となるためランチがつかないことです。
そのため、あらかじめ子供の分の昼食を用意していくか、親の分の料理を取り分ける形になりますね。
我が家の息子はさすがにBBQは食べられなかったのですが、持参したふりかけをレッドライスにかけて昼食としました。
※その分、親は少し物足りないことに・・・。
ランチにはチャモロデザートも付いています。
かなり甘めのカスタードババロアケーキのような感じでおいしかったです。
ちなみに午後の回の方はランチがなく、デザートだけつくそうです。
ツアー終了
ランチを終えたら、ふたたび船に乗って最初の船着き場に戻ります。
船着き場につくタイミングで、写真(アルバム)の販売がありました。
観光地でよくあるやつですね。
最初、船に乗るときに撮影したもらった写真を、ツアー終了までに現像してアルバムに仕上げたものです。
お値段はちょっと高めの$15。
我が家では記念と思って購入しましたが・・・購入しない人もたくさんいました。
押し売り感は全くないので、いらない場合はその場で返しましょう。
欲しい場合のみ下船時に$15払えばOKです。
これもツアー代に組み込んだ方が満足度は上がりそうな気がしますが・・・どうなんでしょう。
下船後は最初に参加証を渡された小屋へ移動し、ミニサイズのかき氷がもらえました。
2~3口で終わるサイズですが、子供は嬉しいみたいで喜んで食べていました。
その後、ゆっくりかき氷を食べたり、お土産を選んだりという時間はあまりなく、すぐにホテルへ向かうためのバスに乗ることになります。
ホテルへ移動
朝のピックアップから約5時間30分。
13:15にはホテルに到着しました。
行きは1時間近くかかった道も、帰りは約30分ほどの移動時間です。
ホテルロードを北側から、ウェスティン、グアムリーフと回って、アウトリガーは3番目の下車でした。
行きと逆の順番ってわけではないようですね。
バレーオブラッテの予約
ツアーの予約はこちらから可能です。
[参考]バレーオブラッテ予約サイト
【ランチ付き】大人$85、子供(5~11歳)$55、4歳以下無料
【ランチなし】大人$75、子供(5~11歳)$45、4歳以下無料
ランチ付きは朝の出発、ランチなしは午後の出発となります。
午後にも予定を入れたい場合はランチ付き、早起きが苦手な人はランチなしというようにツアーの時間帯が選べるのは嬉しいですね。
おわりに
グアムの自然とチャモロの文化に触れることのできるバレーオブラッテのリバークルーズでした。
ガイドさんの話に耳を傾けるといろいろ勉強になることも多いので、歴史に興味のある大人の人におすすめのツアーです。
逆に、グアムの歴史に興味がなかったり、学ぼうという気持ちがなければ単なる自然散策ツアーのような感じになってしまうでしょう。
とはいえ、自由に動くことのできる時間も多いため、小さな子供と一緒でも参加しやすい体験型のツアーと言えますね。
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2019/10/08
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