学生のグアム旅行に現金を持たせるのが不安な場合にはトラベルプリカの検討を
最近は学生の修学旅行先に海外が選ばれることが普通になりましたね。
といっても、タモン地区に行けるのは旅行期間中最後の一日だけとかで、あとは現地の高校生と交流するなどだったりするそうですが・・・それでも羨ましい限りです。
ただ、親からしてみると、やっぱり子供たちに現金を預けて海外へ送り出すのには不安が残るもの。
いくらグアムが他の海外に比べて安全だからといっても、もし盗難などにあってしまい現金がなくなってしまってはせっかくの旅行も楽しめません。
そんな時に便利なトラベルプリカを紹介します。
トラベルプリカとは?
トラベルプリカは旅行で使えるプリペイドカードで、デビットカードのような使い方も、キャッシュカードのような使い方もできるもの。
各種カード会社から発行されていますが、ここではMasterカードのトラベルプリカ「キャッシュパスポート」を例に紹介します。
プリペイドカードなのであらかじめ限度額を決めておける
トラベルプリカはプリペイドカードなので、渡航前に限度額を決めてチャージしておくことが可能です。
これによって、たとえばお子さんが海外でお金を使いすぎないように調整することができるわけですね。
もし大人の旅行でもクレジットカードは際限なく使ってしまいそうだと不安な場合にはプリカで自制するという手もあります。
盗難されても被害が少ない
また、チャージされている分しか使えないということは、盗難されてもあらかじめ決めた額しか使われる心配がありません。
クレジットカードの場合、気づかなければどんどん使われている可能性もあるのを考えるとやや安心と言えるでしょう。
もちろん盗難に気づいてすぐに止めることができればあらかじめチャージしてある金額を使われることもありません。
キャッシュパスポートの場合は申込時にスペアカードも発行して貰えるので、盗難にあった方をストップしておけばもう片方を使って旅行を楽しむことが可能です。
また、現金の盗難にあってしまった場合は、最悪の場合そこで旅が終了します。
下手したら帰れない可能性もありますね。
キャッシュパスポートは渡航中に日本から送金してもらうこともできるため、もう一度チャージしてもらうことで旅を続行することができる点も利点です。(ただし、盗難にあった時にはそれまでと全く同じ気持ちで旅行を続けられるかは本人のメンタル次第ですが・・・)
ATMで現金化もできる
グアムに渡航の際は基本的にはクレジットカードがあればなんとかなります。
特にタモン地区ではクレジットカードを使えないお店を探す方が難しいぐらい。
それでも、ナイトマーケットツアーなどのようにどうしても現金が必要な場面というのも出てくるもの。
そんな時、キャッシュパスポートならMaster Cardに対応しているATMにて現金として引き出すことが可能なので、急に現金が必要になった場合に対応できるのも利点ですね。
グアムのタムニング地区(タモン含む)では23カ所のATMが対応していました。
タモン地区限定ならザ・プラザ前や、タモンサンズプラザのBANK OF HAWAIIなどで利用できます。
デビッドカードとして使える
順番が前後しますが、プリカとはいえMaster Cardのカードですので、Master Card対応の店舗であればデビッドカードとして使うことができるのも◎。
特にビーチに近いグアムですから、あまり現金は持ち歩きたくないものです。
そんな時にキャッシュレスで買い物ができるのは本当に便利。
海に入る場合にも防水のポーチにカード一枚入れておけばいいだけなので身軽です。
また、お会計時にモタモタと現金を出すことを考えたら、サッとキャッシュレスで支払える方がスマートですね。
未成年でも審査なし発行可
プリカの利点はだいたいがクレカで代用できるもの(現金化もキャッシングでクリアできる)ですが、唯一これだけは難しいのが年齢です。
中学生、高校生の修学旅行においてクレカを持たせることは実質不可能。
カード会社が発行してくれないからです。
キャッシュパスポートなら未成年でも審査なしで発行して貰えるため、クレカを持てない人にこそ有意義なアイテムと言えるのかもしれません。
トラベルプリカの注意点
トラベルプリカは利用シーンによってはなかなか便利なアイテムですが、注意点もあります。
まず第一に挙げられるのは手数料です。
全てのプリカについて調べたわけではないですが、どうしても入金時や出金時にかかる手数料が高いなと感じてしまいます。
チャージにかかる手数料
ここで例を挙げたキャッシュパスポートもチャージをする際に1%の手数料を取られてしまうので、たとえば10万円入金したら1,000円も手数料がかかることになります。
たかだか1%と言えなくもないですが、クレジットカードの場合には手数料を支払っているのは店側なので利用者には1%すらかからないことを考えると、なんとなく悔しいです。
ただ、安全に現金管理ができる旅行をできるための使用料と思えば高く感じないかもしれません。
現金化する際の手数料
キャッシュパスポートは日本円で入金することになりますが、現地通過として使う場合には為替手数料として当日レートに4%が上乗せされることになります。
手数料は空港の銀行などで現金を外貨にする際にもかかってくるものですが、クレジットカードの場合だと為替手数料が1%台なのを考えると、ちょっと損した気分になりますね。
さらに、ATMの使用手数料として200円がかかってきます。
場合によってはATM側の使用料がかかることも考えられるので・・・なるべく現金化はまとめて一回で済ませるようにするのがいいかもしれません。
日本では使えない
キャッシュパスポートは海外専用のプリカなので日本ではMaster Card提携店だろうとなんだろうと使えません。
さらには、1年以上の未使用状態が続くと毎月150円の保管手数料がチャージしてある金額から差し引かれる仕様になっています。
※残高が150円に満たない場合はそれ以上差し引かれることがなくなります。
これらの点から、1年以内に海外へ渡航することを繰り返さない人は、帰りの現地の空港で150円未満になるように使い切るか、渡航後に即解約するなどが賢いかもしれませんね。
ただし、解約時にも500円の手数料がかかってきますので、そのあたりも考え物です。
おわりに
というわけで、トラベルプリカのまとめでした。
普段クレカ派の人からしたら歯がゆい手段に思えるかもしれませんが、普段から現金派の方や、学生などクレカが持てない層からしたら便利なアイテムと言えますね。
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2020/03/02
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